血圧が高くなり、気になる人もいるのではないでしょうか。
血圧と体温って関係あるの?
血圧と体温は関係があります。
たとえば、低血圧の人は体の代謝が低く、作られる熱量も少ないため、体温が低い人が多いです。
本記事では、血圧と体温の関係と、お互いが与える影響についてご紹介していきます。
血圧と体温の関係は深い!?気温にも注意!
体には体温を一定に保つ働きがあります。
血圧と体温が連動する場合あるため、体調の目安にもなります。
この章では、体温が血圧に与える影響についてご紹介します。
低血圧は体温低めで高血圧は体温に変動なし?
低血圧の人の体温は低め
低血圧の人は、全身に血液を届ける力が弱く、平熱が低い場合があります。
低体温は、免疫力の低下を招くといわれていて、感染症のリスクも高まるため注意が必要です。
さらに、平熱が低いと冷えた血液が体内を巡ることになり、冷えが悪化しやすいです。
冷え性や生理不順の症状がみられる場合もあります。
低体温を改善するためには、汗をかく程度の運動がおすすめです。
筋肉が鍛えられると血流が良くなるため、低血圧の改善に繋がります。
ウォーキングなど、気軽に出来る運動を習慣化しましょう。
高血圧の人は体温に変動無し
高血圧の症状に体温の変動は特にありませんが、降圧剤の影響で冷えを感じる場合があります。
降圧剤にも色々な種類がありますが、心臓に送る血液量を減らす薬の場合は、血流の勢いが弱くなるので体の末端まで血液が届きにくくなります。
そのため、手足の冷えを感じて、体温低下につながる場合もあるのです。
季節によって血圧の変動がある!徹底解説
人の体温は、体温調節中枢の働きにより、ほぼ一定に保たれています。
体温調節中枢が皮膚を通じて外気温の変化を感じると、血管の収縮や拡張、筋肉の震え、発汗を起こして体温を調節するのです。
血液には全身に熱を伝えて体を温める役割があります。
寒いときは血管を収縮して血液を減らすことで体の熱を逃さないようにし、暑いときは血管を拡張して血流を増やし、皮膚から熱を外に放出しやすくしています。
血管を収縮すると血液が流れにくくなり、血管に高い圧力がかかり、反対に血管が拡張すると血流が良くなり圧力が低くなります。
そのため、寒い時は血圧が高くなり、暑いときは血圧が低くなりやすいといわれているのです。
人の体は、寒さを感じると体の熱を外に逃がさないように血管が収縮し、血圧が上昇します。
寒暖差やストレスにさらされると血圧上昇の原因にもなります。
寒い時期に注意をすべき点は「暖かい部屋から寒い場所へと出るときの急激な温度変化」です。
暖かい部屋から急に寒い場所へ出ると、血管が収縮し、血圧が上昇します。
「ヒートショック」という言葉を聞いたことはありませんか?
ヒートショックとは、大きな気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患を起こることを言います。
人の体温は、室温の急激な変化に対応するために、筋肉を震わせて熱を作りながら血管を細くして、体の熱を逃さないように調整しています。
ヒートショックにならないよう、寒い場所に行く場合は、その場所を温めておいたり上着を着て暖かくしたりしましょう。
人の体は、暑くて体温が上昇すると、体温を調整するために汗をかく・血管が開くなどして、熱を外に逃がします。
体の水分が外へ出ていくので、体内の水分が不足して血圧は下がり、血液の水分量も少なくなるため、血液が濃くなり流れが悪くなります。
こうして動脈硬化が進むと、血液の塊ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞になる原因となります。
人の体には、体内の水分を一定に保つ仕組みがあります。
この仕組みにより、体内の水分量が低下すると血圧を上げるホルモンが働き、脳や腎臓などの重要な臓器の血流が維持されているのです。
まとめ
- 低血圧の人は低体温の場合が多く、高血圧の人は体温に変動はあまりない
- 寒い時期は血管が収縮されるため、血圧が上がりやすく、暑い時期は熱を逃がそうとするため、血圧が下がる傾向にある
血圧と体温には関係がありました。
血圧と体温は、体調の変化を知るバロメーターにもなるので、毎日測るのをおすすめします!