彼岸花の由来は彼岸に咲く花だから!花言葉や別名も徹底解説!

秋頃に道端を歩いていると、彼岸花をよく見かけませんか?

彼岸花は、9月中旬～9月下旬にかけて開花する花です。

彼岸花は、葉が無く、茎の上に大きな花が咲いていますよね。

彼岸花って土手やあぜ道に咲いているのを見かけるね!

彼岸花は、馴染みのある花の1つではないでしょうか。

彼岸花の名前の由来って何なの?

彼岸花の名前の由来は、まさしく「彼岸の頃に咲くから」です。

本記事では、彼岸花の名前の由来の他に、彼岸花の変わった生態についてや、花言葉･別名について解説していきます。

彼岸花の由来は彼岸に咲くから!変わった生態も紹介

彼岸花の名前の由来は「彼岸の頃に咲くから」です。

この章では、彼岸花がなぜ彼岸の頃に咲くのかや、変わった生態についてご紹介します。

危険な毒をもっていることも解説していきます!

彼岸花とは、ヒガンバナ科・ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草という、毎年花を咲かせる植物です。

彼岸花は球根植物で、道端やあぜ道などに群生し、高さ20～40ｃｍの長い茎に大きな花が咲きます。

彼岸花の名前の由来は何なの?

彼岸花の名前の由来は、秋の彼岸の頃に開花するからです。

彼岸花が咲く気温は、約20～25度とされているので、まさに秋の彼岸頃が適温なのです。

地域によって気温が違うため、咲く時期は多少異なりますが、9月中旬～9月下旬頃にかけて開花して見頃を迎えます。

また、日差しが強い場所は開花が遅くなる傾向があり、涼しい場所では早く見頃を迎えます。

確かに、お彼岸の頃に彼岸花が咲いているイメージがあるね!

彼岸花を見て、葉が無いことを疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

彼岸花は球根から花が出てきて、その花が枯れた後に葉が成長するので、葉がない状態で花が咲いているのです。

冬から春にはちゃんと葉が繁り、花をつけない寒い時期にしっかり栄養を球根に貯えます。

多くの植物は春に芽を出し、夏に葉を繁らせ秋に枯れますが、ヒガンバナはその逆で、冬に葉を繁らせ春に枯れ、秋に花を咲かせるのです。

花と葉を同時に見ることができないことから「葉見ず花見ず」とも言われているよ。

彼岸花には、花・茎・葉・球根全ての部分に毒があり、特に強い毒を持つのは、球根の部分です。

植物に含まれる毒は、主にアルカロイドで、彼岸花には約20種類のアルカロイドが含まれています。

誤って口にしてしまうと、吐き気や下痢を起こし、重症の場合は中枢神経の麻痺が起こり、死に至る場合もあります。

そんなに危険なんだね。

彼岸花が土手や畑道などに植えられているのは、ネズミなどの畑を荒らす動物から、彼岸花の毒で農作物を守るためだと言われています。

触れる程度なら問題ないと言われていますが、口にするのは大変危険なので絶対にしないようにしてくださいね。

毒のあるこの植物を食べたら「彼岸(あの世)」しかない、という由来から来ているという説もあります。

身近に生えている植物に毒があると思うと、怖いと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

身近に生えていて毒のある植物は彼岸花だけではなく、スズランやスイセンなどがあります。

彼岸花の花言葉は「情熱」「独立」「あきらめ」「再会」「悲しい思い出」「また会う日を楽しみに」などがあります。

どことなく寂しい花言葉が目立ちますね。

彼岸花の色は赤・白・黄色・ピンク・オレンジがあります。

色別の彼岸花の花言葉を紹介していきますね。

彼岸花の色	花言葉
赤	「情熱」「独立」「あきらめ」「再会」「悲しい思い出」「また会う日を楽しみに」
白	「また会う日を楽しみに」「想うはあなた1人」
黄色	「悲しい思い出」「追想」「深い思いやりの心」「陽気」「元気」
ピンク	「快い楽しさ」
オレンジ	「妖艶」